お気に入りに登録する ブックマークに追加する

ボトックスとは?

ボトックス注射っていう言葉を最近ではよく耳にします。
食中毒の菌でどうのこうのとか?耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
ボトックスは、ボツリヌス菌から抽出された成分です。ボツリヌス菌は、食中毒の原因として知られます。食中毒菌には、感染型の食中毒菌、毒素型の食中毒菌があります。ボツリヌス菌は、食中毒菌として知られていますが、ブドウ球菌も含まれます。世間一般で耳にするボトックスとは、しわの気になる箇所にボツリヌス菌毒素から抽出した成分を注射をすることによるしわ治療として使われます。
ボツリヌス菌の毒素の成分には、筋肉の動きを抑制するという働きがあり、しわの原因となる表情筋の動きを抑制します。また、ボツリヌス菌は、ボトックス注射によって注入されます。年齢と共に顔のしわは目立っていきますが、特に多いのは目じりの小じわ、口の周りのしわ、眉間のしわなどの表情じわです。
これらの表情じわはボトックスによって改善されます。全てのシワにボトックス注射が効くのではありません。表情じわに限定されるということです。表情じわは表情筋の動きによって刻み込まれる為、ボトックスの筋肉の動きを制御するという効果がしわの改善を助けるのです。ボトックスの効果は、筋肉の動きを抑えるのですが、笑った時など表情の動きには影響はないので心配する必要はありません。

ボトックスの効果の持続は・・・?

ボトックスは、最近ではよく聞かれるようになってきましたが、米国アラガン社の商品名です。眼科や神経内科などで、筋肉の弛緩効果を利用して眼瞼・顔面痙攣などの治療に用いられいます。しわ取りなどの効果が認められ、アンチエイジングにもボトックスが用いられるようになってから急速にその使用が拡大してきました。ボトックスの主要成分は、クロストリジウム属菌のA型毒素、クロストリジウム・ボツリナムです。その薬理的作用はアセチルコリン分泌阻害です。額(ひたい)、眉間(みけん)、目尻(めじり)のしわなどの表情筋に一過性ですが、麻痺を生じさせます。そして、皮膚に付着した筋肉の収縮がシワの発生に大きく関連している部分には非常に効果的です。ボトックス(BOTOX)が非常に効果があるのは、表情筋によるしわ治療の手術などの従来の方法では難しいとされてきた部分です。
ボトックス注入後の問題として、頭痛やまぶたが重いなどの症状が数時間あったり、注入量過多による眼瞼(まぶた)や眉毛(まゆげ)の下垂が起こることがあります。その他にも、アレルギーやボトックス注入による内出血などの副作用が挙げられます。
ボトックス治療を長期間受け続けると、ボトックスに抗体ができ、効果が無くなる可能性があります。
表情にメリハリがなくなったり眉毛や眼瞼が下がったりしてしまったりすることがあります。ボトックス注射をする時に、多すぎる注入量が原因で、表情筋の動きを抑制し過ぎておこります。ボトックスの注入量を注意することにより、防ぐことができます。

脳性麻痺に対するボツリヌス治療

脳性麻痺について。出生前後に脳の障害を伴う運動と姿勢の異常とという風に定義されています。たとえば、脳性麻痺としての症状として全身に及ぶ人もいれば、下肢(足)だけの症状の人もいます。また「合併症としてのてんかん」、「知的発達の遅れ」、「呼吸や食事の障害」などの有無により、個々の症状は大きく違っています。
このなかで強度の筋緊張がある場合は、治療は、内服薬の投与や、リハビリが中心です。変形のみられる場合、整形外科での手術も行われます。最近では、海外を中心に新治療法がいくつも導入されてきています。ただ、日本国内では、治療可能な病院がまだまだ限られています。また、保険診療の対象になっていなかったりなどの制約が多いです。
このなかの1つにボトックス治療があるわけですが、ボツリヌスの毒素は、神経から筋肉への収縮作用の指令伝達を阻害する働きがありこれが、ボトリックス注射をすることで筋肉の緊張を弛(ゆる)める効果が得られるのです。日本でも5年程前に、くびから背中にかけての姿勢の異常に、ボツリヌス毒素製剤を使う承認されました。ボトックス治療の効果が期待できる症状としてアテトーゼがありますが、頚(くび)から背中の緊張の為、体を強く反らせてしまう方などがあります。
実際にボトックス注射を行った患者さんによると、体や顔の向きを自分でコントロール出来るようになった、頚や肩の痛みや凝(こ)りが楽になった、寝ている姿勢が良くなったり、反り返りもなくなった、座る姿勢が安定し食事介助がしやすくなった、抱きやすくなったなどのボツリヌス毒素の効果を聞くことができます。3ヵ月間から4ヵ月間が、ボトックス注射の一般的な効果が持続する期間です。

 リンク集
_